第1章 ヒナコ(日向子)誕生 九州は筑後平野の南端で、筑肥山地とぶつかる斜面の上の台地(旧・山門郡山川村面ノ上)に面上国の王城はある。王城のある野町は物々交換の市が立ち、ここから南へ原町、北の関、南関までは往来が多く、すれ違える幅(約2m)の道が整えられている。 道の東は佐野山(現・お牧山:標高4... 続きをみる
第1章 ヒナコ(日向子)誕生 九州は筑後平野の南端で、筑肥山地とぶつかる斜面の上の台地(旧・山門郡山川村面ノ上)に面上国の王城はある。王城のある野町は物々交換の市が立ち、ここから南へ原町、北の関、南関までは往来が多く、すれ違える幅(約2m)の道が整えられている。 道の東は佐野山(現・お牧山:標高4... 続きをみる