木のボードゲームに魅せられて

木の新作ボーゲームの開発過程で思いついたことや特許出願などについて気ままにおしゃべりしたい。少しでも参考にしていただいたらうれしな。

これぞアメリカ! アメリカ特許出願

算数パズル、数独の木製パズルセットのPCT国際特許出願の予備審査で「特許性有り」のお墨付をもらったので、2018年3月に米国国内特許を出願しました。半年遅れの9月には日本特許の審査請求も行いました。日本特許は2019年3月に確定し登録されましたが、アメリカ特許は2年過ぎても受付の連絡さえありませんでした。特許事務所を通さないで直接個人での出願でしたし、メールでの質問が認められないので半分諦めていたところ、今年の6月にやっとレターが届きました。内容は英訳文と宣言書が欠落しているので提出するようにとのことでした。私は電子出願のアプリがないので、救済処置として認められているCD-Rで提出したのですが、どうやらCDを開いていないようなのです。そこで証拠のEMS のコピーを同封して、CDの確認を依頼しました。それから2ヶ月が経ちますが何の連絡もありません。審査料も支払っているので、おそらく1年後位に特許料の請求があるのではないでしょうか。

参考までに私が調べた範囲では、個人で直接出願できるのはアメリカだけで、他は全て自国の代理人が必要です。なお、アメリカの手数料、特許料は中小企業が2分の1、微小事業体は4分の1になるのです。ですから、日本の特許事務所に依頼すると翻訳料を含めて100万円と言われていたのが5万円で済みました。