計算パズルとの出会い(3)算数パズルの歴史
算数パズル(計算パズル)とはn×n(nは3以上)のマス目に1からnの数字が各行、各列に一度だけ現れるように並んだ解答(ラテン方陣)を得るためのヒントを、区切られたマスグループの四則計算(+、-、×、÷)の答えで示したパズルのことである。
算数パズルの前に、9×9のマス目をさらに3×3のブロックに区切って、ある程度の数字を置いてヒントとした[ナンバープレース]が1979年にハワードガンズ(米)によって開発されている。
1984年 これはニコリ社により日本に紹介された(後に[数独]と命名、2004年 英タイムズ[Sudoku]と命名、日本では[ナンプレ]とも呼ばれる)。
算数パズルはこのナンプレのヒントの数字の代わりに足し算のマスグループを設置して誕生した。
1994年 三沢美由紀 [サムナンプレ]を開発
(2005年 英タイムスがこれを[Killer Sudoku]と命名)。
2000年 矢野竜王 かけ算だけの[因子の部屋]をニコリ92号に発表。
2004年 宮本哲也 足し算とかけ算の[計算ブロック]をディスカバリーより発売(小学生向け宮本算数教室)。
2006年 宮本哲也 [賢くなるパズル]学研より発売。
2008年 学研より[KenKen blocks] ( 英語版)発売。
2009年 NYタイムズ 毎週日4×4、6×6KenKen掲載。
2015年 森 啓 [アリすパズブロ](Arithmetic puzzle blocks;四則混合等式パズル)を開発。
2019年 森 啓 木製パズルセットと等式方陣問題の特許登録。特許第6489395号(ナンプレとクロスワードパズル用も含む)。アリす等式ナンプレ、アリす一休算も発表。
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