木のボードゲームに魅せられて

木の新作ボーゲームの開発過程で思いついたことや特許出願などについて気ままにおしゃべりしたい。少しでも参考にしていただいたらうれしな。

転がしてもくずれない「組み木ダイスパズル」(その2)


 先に紹介した新製品[4x4x4キューブダイスパズル]は開発に当たってCoffinのInterlocking Cube[Convolution]の7ピース(9ユニット6個+10ユニット1個)をヒントに8ユニットの8ピースにモデファイしたと述べているが、石野恵一郎氏の「ちょいとパズルでも」のリストを調べてみると、1991年に柳瀬順一(Junichi Yananose)が4種類の8ユニット8ピースのInterlocking Cubeを開発されていた。これらがすごいのは30個の異なる形状で4セットをつくられている、つまり、#3だけが2個ダブっているだけなのである。
 先の私の作品はすべて、30種類とは異なる形状であったが、予想していた通り、組み木としては私のレベルが低いのが幸いしていたようだ。
 今回、第2弾として発表する同じく8ユニット8ピースの4x4x4ダイスパズルについては、柳瀬氏の#2と3ピースが同一形状であったが、5ピースが30種以外の新形状であった。
 #2は組立時に3か所Moveが必要だが、私は「出来るだけ易しく」したいのでNo Moveとしている。
 また、ダイスパズルなので分割された賽の目を合わせれば、組立がより易しくなる。
 賽の目は手作りのゴム印で、インクはシャチハタTATである。